当社独自の取り組み“にやりほっと”が書籍化!

当社独自の取り組み“にやりほっと”が書籍化!
その人らしい生活を取り戻す今話題の認知症ケア「にやりほっと」とは
魔法の介護
  • できることをみつける
  • 役割をみつける
  • 好きなことを楽しむ
  • 忘れることを楽しむ

介護の最良の方法とは、その人の人生に寄り添い、見守ることなのです。
私たちの出会う前の人生をのぞいてみると、すきなこと、得意なことがたくさん見えてきました。そして、ひとつひとつをケアプランに取り入れていくと、生活面でも身体面でも、驚くほどの成果が見えてきたのです。
(あとがきより)

2017年5月9日~発売予定

四六版 定価本体1,400円(税別)
ポプラ社

にやりほっととは?

「にやりほっと」は「ヒヤリハット」の反対で、スタッフがご入居者のプラス面(できることや生活歴)に目を向け、にやりとしたり、ほっとしたりしたことを記録する報告書のことです。生活科学運営が運営する「ライフ&シニアハウス井草」で、ご入居者の笑顔を増やそうと始まった取り組みで、GA(グループアクション)活動 ※ で発表された後、「にやりほっと報告書」として整えられ、現在、長谷工シニアグループの全ホームに水平展開を進めています。

※長谷工シニアグループが行っている、人の育成、職場活性化による企業活力の向上を目指した、職場の小グループでの業務改善活動


メディア掲載

にやりほっとが、様々なメディアに掲載されました

  • 日本経済新聞(新聞) - 介護現場でカイゼン ニヤリホット報告
  • 労働新聞(新聞) - 生活科学運営「高齢者施設の改善活動」ニヤリホット報告書が評判
  • シルバー新報(新聞) - 有老協研究発表「思わず笑顔に」記録し共有 プラス面に着目を習慣化
  • 船橋よみうり(新聞) - 介護現場の「ニヤリ」を共有
  • 朝日新聞(新聞) - 介護現場 虐待生まぬために(下)「にやりほっと」でプラス思考
  • 朝日新聞 天声人語(新聞)
  • NHK おはようニッポン(テレビ) - 首都圏甲信越ニュース(7:45~ 5分間の特集)
  • おはよう21(雑誌) - ”にやりほっと”報告書で生まれ変わるケアの視点
  • 文化放送「鎌田實の日曜はがんばらない」(ラジオ)

にやりほっとプロローグ

 なんともいえない得意げな顔。
普段とはちょっと違う、目の輝き、いきいきした動作。
その人いちばんの笑顔を探し、記録し、みんなで共有する。

 それが私たち「にやりほっと探検隊」が介護の現場で行っている〝任務〟です。

 笑顔を探すとは、どういうことでしょうか。

 わざわざ笑顔を探す時間なんてない、そんなことより食事や排泄といった
身のまわりのケアをこなすので精一杯。
笑っている余裕なんてない、そんな方は多いのではないでしょうか。

 事故につながりかねない「ヒヤリ」としたことや、
「ハッと」することに日頃から目を配る。

 そして、起床から就寝、そして就寝中も皆さんの様子に気を配り、また排泄や食事、お風呂といったその人にとって必要なことをスケジュール通りにきちんとこなす。

 これが介護の現場の現実でした。

 しかし、そのことだけでいいのだろうか。
私たちにはあまりに余裕がなさすぎる。
一人ひとりの個性に向き合えないだろうか。
むしろ、積極的に「笑顔を探すこと」を考えよう。

 これが、「にやりほっと」の発想の原点でした。

 ヒヤリハットではなく、「にやりほっと」の発想へ。

 そうしてスタッフたちによる探検が開始されました。
「できないこと」や、「気がかりな点」を見つけるだけではなく、「できること」「好きなこと」などのプラス面に着目し、それを生かすこと。

 「にやりほっと」発見のカギとなるのが、
「笑顔」だったのです。

 スタッフたちによる「にやり」探しが始まりました。


にやりほっとエピソード

こんなエピソードがあります。

笑顔を探し、笑顔を集め、笑顔を記録していくと、
思いがけない「宝物」を掘り当てることがあります。

普段は車イスで生活している人がトイレに行った際、手すりを握って自分ひとりで立ち上がることができました。そのとき、「私はまだ立てるのよ」と言っているかのように、どこか誇らしげにしながら「にやり」と笑った。
(91歳女性)

認知症が重度に進んだ92 歳の女性。
夜になると、
「明日の朝のお米、といでありましたか?」
と起きてきました。
どうやら、毎晩、次の日のお米をセットして寝るというのが習慣だったようです。
毎夜毎夜、起きてきて眠れない様子だったので、思い切ってお米とぎをやってもらうことにしました。
すると、丹念にお米をとぎ、分量の水を入れて、スタッフに「はい、とぎましたのでセットしてください」と渡してくれます。
そのとき、ひとつの役割を無事に終えたような達成感にあふれる「にやり」とした笑いを見せてくれたのです。
それ以降は安心したのか、ゆっくりと眠れるようになりました。
そればかりか、転んでひざを痛めてからは、歩くときはシルバーカーが必要だったのに、お米をといでいる30分間は自分の足で立つようになりました。
(92歳女性)

スタッフのエプロンのほつれに気がついて、すぐさま針と糸で繕ってくれました。
「ありがとうございます」とそのスタッフがお礼を言うと、「私は裁縫が得意だった」といわんばかりに自慢げに「にやり」とした微笑みが返ってきた。
(99歳女性)


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できることを取り戻す魔法の介護

発行元:ポプラ社