社長コラム

こんな介護はいやだ 〜メラミン食器なんて嫌いだ〜

もう最近は、現場のことに口を出しにくくなってきたので任せてますが、私は本当は「あれは嫌だ、これは嫌だ」の多い社長です。

「軽いし割れないのでメラミンの食器を買いたい」という意見を社内で聞くたびに、全力で反対し続けています。

メラミン食器+先割れスプーン=学校給食が拭い去れません。(またまた昔話ですが、私が小学生のとき、先生は「アルマイトの食器なんて嫌だ」と昔話をしてました)

収容されるところと自分の意思で選ぶ住まいの差の象徴!として、自分のなかでは重大問題だと思っています。

メラミン?陶器?磁器?そんな社内での話し合いが進む中、「理屈じゃなくってメラミンは嫌なものは嫌なの!」と言って、最後はメラミン却下を決めています。

その他も、「玄関で靴を脱ぐことにしよう」はどんどん否定されていくし「介護フロアはフローリングで、はだしで歩けるように」も結局通りません。世の中には、どんどん低価格を売り物にした高齢者住宅が出てきます。こだわりも通しにくい(泣) 競争社会なのです。

私は、以前の仕事で刑務所に仕事をお願いすることがありました。

なので、ちょっと詳しいのですが(入所はしてません)、この業界に来た当初、食事のカロリー、入浴の回数が同じなのに驚きました。

そうか、憲法の定める「健康で文化的な最低限度の生活」って、こうやって現象として現れるんだ!と社会のセーフティネットの意味に気づかされたのです。

以来、有料老人ホームを株式会社が運営するということは、セーフティネットを担うのではなく、+アメニティを考えることなんだと考えるようになり、これは、今も変わっていません。

だって、歳を取ったら誰もが刑務所に入って人生を終わるのと同じは変ですよね。

( 2018.12.3 )