広報トピックス

心に「染み込む」味を探して

ぜんまいの煮物に鶏肉団子と根菜の煮物、
ピーマンの肉詰めがのったお皿が、朝一番、本社に配られる。
朝ごはん?とお思いになるかもしれないがこれも食サービス課が
よりよい「食」を目指して、意見を広く求めるための試食のひとつ。

素材のかたちをできるだけそのままにした上で、
歯の悪い方でも舌でつぶせるぐらいの柔らかさに
なるように、と圧力鍋で煮込んであるのだ。

「刻み食」は、その名の通り通常の食事を細かく刻んで
歯の悪い方のために提供する食事のことを指すが、
元の形がわからないぐらい細かくしてあると味気なさを
感じてしまうこともある。

食事は単に栄養の摂取や、味さえよければそれでいいわけではない。
野菜の切り方、彩り、季節のもの、私たちはそういうものを
五感で感じながら口に入れた時に初めて「食べる」喜びを感じるのだ。

目で見ても楽しめるように、「ふつう」の食事を食べられるように、
社員たちも真剣にアンケートにコメントを書き込む。
「完璧」はない。けれども、だから取り組み続ける
意味がある。その方にとって、1回の食事に少しでも
満足していただけるように。


写真)懐かしい家庭の味が並ぶ。ひとつひとつ時間をかけて味わった。


( 2007.7.11 )