株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

思い出の時間をもう一度「ハワイアン」で金婚式のお祝いを

間楽 ーまらくー

思い出の時間をもう一度「ハワイアン」で金婚式のお祝いを

ライフ&シニアハウス港北2

 2021年9月某日、「ライフ&シニアハウス港北2」のテラスでは、スタッフ総出である準備が進められていました。ご入居者の山本眞佐子さん(享年74歳)と、夫の長徳さん(75歳)の金婚式のお祝いをするためです。テーマはハワイアン。

 当日、近隣の自宅からいつもの面会のためホームに訪れた長徳さんは、スタッフに言われるがままアロハシャツにお召し替え。きれいにドレスアップした眞佐子さんが迎えます。実は長徳さんには内緒のサプライズ。みんなの笑顔で始まった金婚式は、スタッフのピアノ演奏が流れるなか、穏やかで温かい雰囲気で行われました。

お天気に恵まれた金婚式。青空の下でみんなで「アロハ!」

 その翌日、眞佐子さんは亡くなられました。「入居して約3年、妻が本当に幸せそうに生活していたので、『港北2が天国なんじゃないかな』と思うこともあったほど。『次は私がお世話になる予定だからよろしく!』とホームには伝えています」と、長徳さんはお話ししてくださいました。

金婚式を彩るプルメリアは、金婚式に賛同したご入居者の手作り。装飾や撮影など、それぞれの得意分野を生かし、チームで作り上げました

 この想いを受け、事業所長の小澤厚子は次のように話します。「今回の金婚式は、『長徳さんのために何かしたい』という眞佐子さんの想いが発端でした。お二人はハワイ旅行を頻繁にされていたそうで、ご入居後は、ホームの廊下をハワイのショッピングセンターに見立てて、リハビリに励まれていました。そんな様子を間近で見ていたこともあり、〝ハワイアン金婚式〟の提案、開催に至りました。『港北2』では、ご入居者・ご家族とのコミュニケーションを大切に、お人柄を知り、どんなことがお好きか、どんな想いをお持ちかを汲み取りながら〝心地いい暮らし〟を共に考え続けています」。