相手に対して行う「スイッチオンケア」
<目的>
・無意識に行っている動作を意識的に行い、勘を取り戻すまでサポートします。
・漠然と身体介助をするのではなく、その人に動く意識を持ってもらうサポートをすることが、日常生活動作の向上につながります。自立の応援です。
例えば、椅子から立ち上がる動作を細かく分けてみると・・・
1)腹筋を使って背中を背もたれから離す
2)立ち上がりやすいように、お尻を椅子の前方にずらす
3)膝を曲げて、足を椅子の下に引き、地面にしっかりつける
4)お腹に力を入れる
5)体重を前にかける
6)足腰で踏ん張って、お尻を浮かす
7)上体を起こしながら立ち上がる
こうした動作を、私たちは無意識に行っています。
普段、やらなくなった動作は、忘れてできなくなってしまいます。
使わない筋肉は、どんどん弱ってきて、神経が機能しなくなってしまいます。
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