「自分の介護がやってきた」と題して行われた講演会。
「介護の大変さは、経験した者にしかわからない」と言われるが、
いつまでも「わからない」では済まされない世の中になってきている昨今、
定員300名をはるかに超えるお申込みがあった。
(抽選にモレた方は、申し訳ありませんでした)
体験から紡ぎだされる、講師・羽成幸子(はなり さちこ)さんの言葉には、
圧倒的な迫力があった。
オシメをしたからといって、人生終わりじゃない。
カラダと心を分け、“便利な道具”と思って、自分に合ったオムツを探す。
それを、介護する側にキチンと伝える。
出来ない事を伝えることができるのが「自立」なのだと。
介護する人を助けるのは、介護される人。
歩み寄って、向き合うことを あきらめないこと。
ここは嫌だ、ちゃんとやってくれないと、文句ばっかり言っている人は、
どこにいても幸せにはなれない。
在宅だろうと、施設だろうと、安住の場所は自分の心の中にある。
……そんな羽成さんの言葉が、今も耳に残る。
写真左)ともすれば深刻になりがちな事も、羽成さんの話しに思わず笑ってしまう。
実績に裏付けられた強さに、ぐんぐん引き込まれていく。
写真右)パワフルな羽成さん。終了後はスタッフの反省会にも参加してくださった。
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