新卒者を対象とした<会社説明会>が大盛況。 予定された日程は全て定員を超えて、現在 説明会の回数を増やす調整を行っているという状況だ。 当社は介護・福祉系の学校以外からの入社が多く、ここ数年は特にその傾向が顕著になっている。 人事課に聞いたところ、意識して幅広い募集をしているとのこと。 有料老人ホームや高齢者向け住宅の企画・運営会社なので、確かに“介護・福祉”系だが、組織は、企画開発、設計、契約業務、運営企画、システム、生活相談、広報など 職種が多岐にわたるからであろう。 そして職種に関係なく《価値観の違う人間と とことん向き合うこと》が求められる。 向き合う相手は入居者に限らない。 協働する組織や連携する団体が多い事業展開で、しかも、その相手がNPOや市民運動体であることは、自分も入社して最初に戸惑ったことでもある。 「なぜ、こんなコトを大切にするんだろう?」 「どうして、そこまで議論をするんだろう?」 今まで仕事で積み上げてきた(と思っていた)スキルは、たいした役にはたたず、 むしろ、今まで生きてきた全ての経験(自分)を試されている気がした。 「どの考えも正しくて、どの考えも間違っているよ」と言われた時には、 頭の中が<???????>になったことを思い出す。 これは新卒者にも同じことが言えるのではないか。 若いというコトも、大学も、学部も関係ない。 「20数年、あなたは何を思い、何を大切にし、何を考えて生きてきましたか?」 高齢者の生活に関わり「他人の人生に向かい合う」ということは、 自分の人生とも向き合うことになる。 売り手市場といわれる昨今だが、当社に入社を希望する学生の皆さんには、 素直な気持ちで、正直に、自分の思いをぶつけてほしい。 マニュアルにあるテクニックなんて、すぐに見抜かれる。 ましてや、人生の大先輩である入居者の前では… である。 写真)過日、日暮里ハウスの多目的室で行われた会社説明会。 
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