長谷工シニアウェルデザインでは、ご入居者お一人おひとりのこれまでの暮らしや経験、趣味や嗜好、やりたいことなどをお伺いし、
その方らしさを大切にした「顔の見えるケアプラン」を作成しています。
その中で計画した「心地よい」時間をプレミアムタイムと呼び、日々取り組んでいます。今回は、その一場面をご紹介します。
今回の主役はH様です。
H様は若い頃から手先を使う作業がお好きで、
「足はリハビリ中だけど、手は動くからね」とよく話されていました。
また、「部屋でテレビばかりでは退屈だから、みんなと何かしたい」という思いも持たれていました。
そこで、手先を使いながら達成感を味わい、ご入居者同士の交流にもつながる作品づくり活動をプレミアムタイムとして企画しました。
ある日、6月の作品づくりとしてモールアクセサリーづくりを行うことが決まりました。
モールとは針金の入ったふわふわとした素材のこと。
簡単に手で曲げることができ、色々な形を作ることができます。

H様も興味を示され、「自分にもできそうかな」と笑顔で話してくださいました。
準備では、スタッフが事前に試作品を作成し、難しすぎないか確認しました。
また、どなたでも参加しやすいよう作業工程を工夫し、安全面についても話し合いを重ねました。
活動の日が近づくと、H様から「何色があるの?」「早くやりたいね」と声を掛けてくださることもあり、楽しみにされている様子が伝わってきました。
ただ、モールアクセサリーは基本的に細かい作業となるため、少し不安も感じておられるご入居者もおられました。
当日、食堂に集まった皆様の表情はとても明るく見えました。
H様は、色とりどりのモールを見ながら「どれにしようかな」と真剣な表情です。作業が始まると、「こういうの昔から好きだったのよ」「やり始めるとやっぱり楽しいね!」と話されながら取り組まれていました。
制作途中で難しい部分もあったようですが、「ここはどうやってやるの?もう一回教えて」とスタッフに相談されながら無理なく進めることができました。
そして、ついに作品が完成した際には、「かわいくできたね」「自分で作ると愛着がわくわ」と、
そんな声が聞かれ、周囲のご入居者とも作品を見せ合いながら自然と会話が広がっていました。
さらにH様は「もう1個作ってみようかな」と、2個目の作品づくりにも挑戦されました。
活動後は完成したアクセサリーを居室に飾られる方や、ご家族の来訪時に見せたい等、「こんな作品づくりがあったらまた声かけてね」と嬉しそうなご様子でした。
今回の活動を通して、H様の意欲を改めて感じることができました。真剣な表情や完成後の笑顔がとても印象的でした。
これからも顔の見えるケアプランを通じて、その方らしいプレミアムタイムを大切に重ねながら、
楽しみや生きがいにつながる時間を増やしていきたいと思います。
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