ご入居者お一人おひとりには、その方だけの大切な思い出や好きなことがあります。
長谷工シニアウェルデザインの「顔の見えるケアプラン」では、ご入居者お一人おひとりのその方らしさを大切にしたケアプランを作成し、
そのケアプランに基づいたサービスの時間を「プレミアムタイム」と呼び、力を入れて取り組んでいます。
今回は、動物が大好きなY様とのプレミアムタイムの様子をご紹介します。
Y様は大変な動物好きで、普段から猫の写真集をよくご覧になっています。
2017年には、ご自宅で長年一緒に暮らしていた愛猫「チータ君」とともに当ホームの自立型フロアへご入居されました。
ホームを選ばれる際も、「猫と一緒に暮らせること」が第一条件だったそうです。
その後、お一人での生活が難しくなったため、2020年に介護フロアへ住み替えられました。
言葉でお気持ちをお伝えいただくのが難しい状況の中でも、猫のお話になると表情がパッと和らぎます。
写真集を開きながら、チータ君との暮らしを懐かしそうに振り返られることも少なくありません。
一方で、現在は実際に動物と触れ合う機会がほとんどありません。
大好きな猫や犬を見たり触れたりする機会があれば、きっと喜んでいただけるのではないか。そんな思いがありました。
また、ホームの中で過ごされる時間が長くなる中で、
ご家族ともお話し、時々は外の空気に触れる外出の時間を持つことをY様の「顔の見えるケアプラン」として計画していました。
そんなある日、スタッフがホーム近隣の商業施設に新しくペットショップができたという話題を耳にし、「これだ!」とスタッフ。
ご本人の大好きな動物との時間、ご家族のご希望である外出を組み合わせた
「ぺットショップへお出かけして、動物に触れる」を目標にした、Y様だけのプレミアムタイムの計画が始まったのです。
計画を立てた日から「駅前にペットショップができたんですって」とY様にお伝えし、
お店のHPや犬猫の動画を鑑賞したり、ご本人様の体調管理を慎重に行なってきました。
外出に安全な天候を考慮しながら、前日にお出かけ日を設定。
その頃にはY様との話題は犬猫の話で一色となっていました。
当日は絶好のお出かけ日和。
店内でゆっくり見学できるよう混雑しにくい時間帯を選び、職員と一緒にペットショップへ向かいました。

到着すると、ガラス越しに見える子猫や子犬たちに視線が釘付けに。
「わあ〜」
と思わず声を上げられます。
小さな子猫がじゃれ合う姿を見て、
「かわいいねえ」
と笑顔。
店内をゆっくり回りながら、一匹一匹を丁寧に見つめておられました。
見学の途中では、猫の写真が掲示されているコーナーにも立ち寄りました。
懐かしい記憶がよみがえったのか、とても穏やかな表情をされていたのが印象的でした。
大好きな動物を見る時間が、Y様にとって大きな喜びにつながったようです。

私たち職員も、動物たちを見つめるY様のうれしそうな表情に心が温かくなりました。
好きなことや大切な思い出に触れる時間は、その方らしさを引き出してくれるのだと改めて感じています。
何気ないひとときでしたが、とても素敵な時間になりました。
今回はペットショップでの見学だったため、実際に触れ合うことはかないませんでしたが、
今後は猫カフェの利用やドッグセラピーなど、猫や犬を実際に抱いたり撫でたりできる機会も検討していきたいと思います。
これからも顔の見えるケアプランとプレミアムタイムを通じて、
ご入居者お一人おひとりの「その人らしさ」を大切にしながら、笑顔につながる時間をお届けしていきます。
【顔の見えるケアプランとは】
長谷工シニアウェルデザインでは、ご入居者お一人おひとりのこれまでの暮らしや経験、趣味や嗜好、やりたいことなどをお伺いし、その方らしさを大切にした「顔の見えるケアプラン」を作成しています。顔の見えるケアプランで計画した、その方らしい「心地よい」サービスの時間を「プレミアムタイム」と呼び、力を入れて取り組んでいます。
※本ページに掲載されている写真は、ご本人またはご家族の了承をいただいた上で使用しています(掲載内容の無断転載・二次使用禁止)。
