株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

俳壇で特選~受け継がれる創作意欲~

ブログ: ブランシエール緑橋

俳壇で特選~受け継がれる創作意欲~

暮らし

人生の中で、「応募した景品が当たる」「応募した作品が選ばれる」という体験は、そう何度もあるものではありません。
そこには実力や運、そして必然や偶然など、さまざまな要素が重なっていることでしょう。

今回は、そのような貴重な経験をされたご入居者を紹介します。
ご入居者 N様
御年92歳。

テレビの視聴予約をご自身で行い、
スマートフォンで家族様と電話やLINEでコミュニケーションを図り、
タブレット端末ではメール機能を駆使されるなど、
年齢を感じさせないN様。
そんなN様が俳句と出会ったのは1997年。
それまで名古屋で生活されていましたが、結婚を機に大阪へ移られました。
「俳句を習ってみたかった。習うなら有名な先生がいい!」
そんな思いから、NHK大阪文化センターの俳句教室に入会し、後藤比奈夫先生に師事。
以来、多くの句を詠み続け、本を出版されるなどされています。
そのN様が現在も定期的に投稿されている
雑誌『明日の友』の『俳壇』コーナーにおいて、このたび見事に特選に選ばれました。

特選作品
「地を掩ひ天にあふるる花ふぶき」

選評

無数の桜の花びらが地を埋め、空を舞い飛ぶ。その光景を一息に大胆に描き出して、雄渾な美しさに満ちたスケールの大きい格調高い作品です。圧倒される思いがします。作者自身の生命力や気迫の充実、まっすぐな目の力というものが一句を支えています。
※原文そのまま掲載。

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ケアマネが俳句への想いを聞き取っている様子
ご入居者もちょっと気恥ずかしそうです。

実は、この雑誌への投稿を始めたきっかけはお母様でした。もともとお母様が投稿されており、亡くなられた後、その思いを受け継ぐように感謝の気持ちを込めて俳句を投稿するようになったそうです。

現在は以前より投稿の頻度こそ減ったものの、2か月に1回ほどのペースで続けられています。
初投稿から十数年。その間、一度も特選に選ばれることはなく、「そろそろ投稿をやめようか」と考えていた矢先の受賞でした。

その時のお気持ちを伺うと、
「生きているうちに選ばれてよかった。今回の受賞でモチベーションが上がった。まだまだ投稿を続けていきたい」
と笑顔で話してくださいました。

 

2midoribashi260822.
著作の歌集より1
3midoribashi260822.
著作の歌集より2


応募や投稿を続ける中で、結果が出ない時期が長く続くこともあります。
スタッフも何気ない日々の会話の中に俳句の内容を盛り込んでお話をすることがあります。
ご本人が夏井いつき先生のTV番組も予約されていますので、お互いに感想を言い合い、会話も楽しんでいます。

完成した俳句を雑誌の募集に合わせて、2カ月に一度投函しています。
今の時期は暑いのでスタッフが代行していますが、気候が良くなれば、一緒に散歩しながら投函しましょう、ともお話しています。
日々のこんな声掛けもモチベーションの維持になっていたら嬉しく思います。
諦めずに積み重ねた年月が、このたびの素晴らしい結果につながったのだと思います。
私共が申し上げるのも僭越ではありますが、これからも生きがいの一つとして、末永く俳句を詠み続けていただきたいと心より願っています。  

事業所長の感想
ブランシエール緑橋のご入居者が特選に選出された旨、本当にうれしく思います。
沸き出でる創作意欲、そして入選されたことを機に更なる高みを求める姿は脱帽の一言です。
そして、お好きなことをいつまでも続けていけるよう、我々も全力でサポートできたらと思います。
まさに、弊社が掲げる合言葉、「いい人生を、今日も」を体現されている出来事でした。 

 

【顔の見えるケアプランとは】
長谷工シニアウェルデザインでは、ご入居者お一人おひとりのこれまでの暮らしや経験、趣味や嗜好、やりたいことなどをお伺いし、その方らしさを大切にした「顔の見えるケアプラン」を作成しています。顔の見えるケアプランで計画した、その方らしい「心地よい」サービスの時間を「プレミアムタイム」と呼び、力を入れて取り組んでいます。

 

※本ページに掲載されている写真は、ご本人またはご家族の了承をいただいた上で使用しています(掲載内容の無断転載・二次使用禁止)。