「その人らしさ」を大切にしたケアプラン
私たちが大切にしているのは、「顔の見えるケアプラン」です。
それは、目の前のその方がどんな人生を歩んできて、何を大切にしてきたのかを知り、その人らしい生活を支えること。
先日、100歳を超えるご入居者との時間の中で、改めてその大切さを感じる出来事がありました。
その方は、長くご入居されている方で、お元気な時は毎日お酒を楽しまれていた方。
元気な頃に楽しまれていた「日本酒を飲みながら食事をする時間」への想いは変わらず、
「お酒が飲みたい」という声がたびたび聞かれていました。
スタッフからも「いまでもお好きな日本酒を楽しんでもらいたい」と思いもあり、
ケアマネジャーと介護スタッフとの打合せを重ね、安全に配慮しながら、とろみをつけた日本酒を徳利に入れてご用意しました。
単にお酒を提供するのではなく、“その人らしい時間”をどう再現できるかを、普段の様子や好みを丁寧に聞き取り、
どんな雰囲気がよいのか、どんな食事が合うのか、誰と過ごしたいのかといった点を一つひとつ形にしていきました。
現在は外出は難しい状況です。そのため、館内でどれだけ心地よい空間を演出できるかに注力しました。
落ち着いた雰囲気づくりや食事の工夫を通して、ご本人にとって特別なひとときを提供するために
まとまったのが居酒屋をイメージしたお食事でした。
・焼き鳥
・枝豆
・だし巻き玉子
・かぼちゃの煮物
・冷やしトマト
を食べやすいようにペーストにしてご準備しました。


久しぶりの“居酒屋時間”に、自然と笑顔がこぼれます。
おちょこを離されず、「何が一番おいしいですか」とスタッフの質問に目線を日本酒に移され、嬉しそうな表情をされていました。
そして最後には、
「一緒に食べよう」とスタッフにも声をかけてくださいました。
スタッフとご入居者で同じ時間や空間を共有し、笑い合い、温かいひとときを過ごしました。
年齢を重ねても、その人の「好き」や「楽しみ」は決して消えるものではありません。
だからこそ私たちは、その想いに寄り添い、その人らしい生活を支えていきたいと考えています。
ブランシエールケア都島では、
これからも、「顔の見えるケアプラン」を通して、一人ひとりの人生に寄り添ったケアを大切にしていきます。
※本ページに掲載されている写真は、ご本人またはご家族の了承をいただいた上で使用しています(掲載内容の無断転載・二次使用禁止)。