株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

事業所長のひとりごと

暮らし
IMG_9248

 


こんにちは。事業所長の緒方です。
ご入居者やそのご家族様、ご来館された方はご存知であるかと思います。

私どものホーム「ブランシールケア溝の口」の中庭のウッドデッキには、桜の樹がございます。
今年の桜は例年よりもゆっくりと桜が咲き進みました。蕾がほころび日ごとに色を染めていく姿がとても印象的でした。

そんな中、「最期にもう一度、溝の口の桜を見たい」とご本人とご家族の強い思いを受け、
病院から当ホームへお戻りになられたご入居者がいらっしゃいました。

ご到着されたその日からスタッフはできる限りウッドデッキにお連れし、ご家族も毎日のように面会をされ一緒に桜をご覧いただきました。
風に揺れる花びらをじっと見つめられるお姿はとても穏やかで、まるで桜と静かに語りあっているようでした。

桜はその後も少しづつ開花していく日々の中で、ご家族も頻繁にお見舞いに来られ
ウッドデッキにて一緒に過ごされる時間を大切にかみしめておられました。
ご本人の表情が和らぎ、ご家族から話しかけられながら桜を桜を見つめる姿は、スタッフの胸に深く刻まれています。

桜が満開になるころ、ご本人はご家族に見守られながら旅立たれました。
桜が満開へと向かうその時期に最期の時間を、この場所で過ごしていただけたことは、私たちにとっても大きな意味のある出来事でした。

介護の現場には、日々さまざまな瞬間があります。
その中でも今回の出来事は、「その人らしい最期」を支えることの重みと尊さを、改めて教えてくれました。

これからも、ご入居者やご家族の想いに寄り添いながら、ブランシールケア溝の口でお過ごしいただく時間が
少しでも穏やかで温かいものになるよう努めてまいります。

 

※掲載内容の無断転載・二次使用禁止。