あるべき緩和ケアを提供するステージ
人生の最終章を、穏やかに、自分らしく迎えたい──そんな思いを抱くのはごく自然なことです。充実したシニアライフをサポートするため、当社は看護師資格を持ったスタッフが在籍し、地域の医療機関と連携し安心して最期の時を迎えられる体制を整えています。2025年からはそれに加え、末期がんなどに伴う苦痛を和らげる「緩和ケア」サービスの導入に踏み出しました。
導入に先立ち、当社運営企画部長で、看護師でもあるHは、いくつもの医療機関や他社の※ホスピス住宅を視察しました。そこから見えてきたのは、それぞれの課題と目指すべき住まいのあり方だったと言います。「ホスピスケア専門の住宅でも、ほとんど寝て過ごすような場所もありました。そうではなく、当社らしい『住まい』としてのホスピス住宅を作りたいと思ったんです」。
※がん末期や神経難病など、専門的ケアを必要とする方向けの民間が運営する住まい

笑い、語り、最期の眠りを迎えるその時まで
新たな挑戦のステージとなったのは、湘南の海から潮風が心地よく吹き抜ける「ブランシエール藤沢」です。立ち上げに向けて当社に加わったJは、複数のホスピス住宅の運営に携わり、病院で専門知識と資格を身につけながら、あるべき緩和ケアの姿を求めて模索を続けてきました。
「病院はあくまで医療の場なので、患者が医師や看護師に合わせなくてはならない場面も出てきてしまいます。法制度との兼ね合いから、長期間の入院も難しい。自宅と病院の間の受け皿の必要性を感じて、ホスピス住宅に携わってきました。ただ、運営する企業の姿勢によって、ホスピス住宅の現場は大きく変わってきます。この会社から打診を受けて話を聞くうちに、ご入居者に向き合う真摯な姿勢と、最期までそれを貫きたいという思いが伝わってきたんです。ここでなら、一緒に理想を追求できる。そう感じて入社を決めました」。
Jと同様の思いを抱いた看護師も複数入社し、充実の体制で始動した緩和ケアフロアは、ほどなく満室となりました。提供しているのは、ご入居者やご家族の希望を伺い、徹底してそれに応えるサービスと、病状に合わせたきめ細かい緩和処置です。
どこまでもその方らしく、笑い、語り、最期の眠りを迎えるその時まで支えていく──描いた理想は、「藤沢」で着実に形になってきています。開設から一年も経っていませんが、すでに何人もの方から「ここを選んで本当に良かった」といううれしい言葉をいただくことができました。一人でも多くの方にそんな時間を提供するため、JとHの挑戦は続いていきます。