株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

外に開かれた「カフェ」がもたらす、心地よい刺激と出会い

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外に開かれた「カフェ」がもたらす、心地よい刺激と出会い

「神宮カフェ」がもたらした旧友との再会

 柔らかな日光が差し込む「ブランシエール神宮南井田」の食堂。その憩いの空間には、ご入居者やそのご家族、そして地域の方で賑わう※認知症カフェ「神宮カフェ」というもう一つの顔があります。お茶と会話を楽しみながら、健康や防災、介護保険などさまざまなテーマについて学びも深められる定例イベント。この日の「水分補給」セミナーでも、総勢14名の参加者の皆さんが熱心に講師の解説に耳を傾けていました。

 「月に一度、ここに来るのが楽しみでね」と笑顔で語るのは、この地域にお住まいの男性。神宮カフェを訪れてかつての知人と偶然再会し、数十年ぶりの交流が復活しました。他にも、カフェへの訪問をきっかけに編み物や合唱サークルに参加するようになったという女性も。垣根を越えた交流の輪が、着実に広がってきています。

※認知症の理解を深めるため、認知症の方やそのご家族、地域の方や専門家が集まり、情報交換や交流ができる場所のこと。誰でも参加できるオープンな場


「神宮カフェ」の様子。地域とのつながりの場であるのはもちろん、ご入居者同士の交流の場にもなっている

 

閉塞感を打ち破り、地域に活気と交流を

 神宮カフェがスタートしたのは「ウィズコロナ」という言葉が広がり始めた2022年のこと。ワクチン接種も進む中、スタッフのHはかねてより抱いていた「『神宮南井田』をより地域に開かれた場所に」という思いを胸に、他のスタッフとともにカフェの立ち上げに踏み出しました。

 「まだまだ外出自粛の閉塞感が残り、交流に慎重になる傾向も強い中にあって、Hさんたちの情熱には地域全体が勇気づけられました」と語るのは名古屋市南区北部いきいき支援センターに勤めるTさん。区内の認知症カフェの旗振り役として、神宮カフェの実現と発展をサポートいただいています。


「神宮カフェ」を主導するスタッフのH

 立ち上げ当初は数名だった参加者も、回数を重ねるたびに増加しています。季節のイベントや体を動かすアクティビティなど、催しのバリエーションも充実してきました。常連の皆さんからは「クリスマスリースづくりに夢中になれた」「ボッチャが面白かった」「介護・看護のプロから教わる勉強会がためになる」「体操が気持ちいい」などの声も寄せられています。神宮カフェから得られる刺激と出会いは、「神宮南井田」の暮らしをよりいっそう輝かせていきます。

出典:2026年1月1日発行「間楽」5号