株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

鈴虫が知らせる秋の足音

暮らし

今年も鈴虫達が神戸北野へやってきました。
1974年に神戸新聞主催で開かれた「イイミミ スズムシ学校」。
スズムシ学校では子供から大人まで鈴虫を分け与え、育て方を教わります。
翌年に上手に孵化させた幼虫を次の人に分ける為に学校に持ってくることが
出来れば「スズムシ博士」としてメダルや表彰状が授与されるという仕組みです。

鈴虫の配布・交換を通じて、鈴虫愛好家の輪を広げる運動です。
そんなスズムシ学校も50年もの間、続いたそうですが、先生のご高齢に伴い
今年が最後になるそうです。

ご入居者の知人がこの鈴虫学校から譲り受けた鈴虫を
何十年もの間、丁寧にお世話をし、孵化させ育て、毎年、いい声で鳴き始める
頃に神戸北野へ届けてくださいます。

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鈴虫は雑食性で色々なものを食べます。
胡瓜や茄子だけと思っていたら!?なんとなんと
南瓜やメロン・スイカ・アボカド・桃・りんご・梨まで。
贅沢ですね。
共食いをするのはたんぱく質が足りないからだそうで
鰹節やチーズを入れると共食いを防げるそうです。

こうして色々と教わりながら、神戸北野で育った鈴虫も
今年で7年目。私達スタッフも「スズムシ博士」かな?
来年もたくさん孵化できますように・・・
そんな願いを込めて、今年も鈴虫たちの声に耳を傾けています。

神戸北野のフロント前では「リーン、リーン」と鈴虫の音色が響き
少しずつ秋の気配を感じさせてくれています。