今回はブランシエールケア北浦和のご入居者、お裁縫が大好きなK様のプレミアムタイムをご紹介します。
K様は昔からお裁縫が得意で、洋服やカバンなどをご自身で仕立ててこられました。
ホームでの生活が始まってからも、針と糸をお渡しすると、ほつれてしまった洋服やタオル、カバンなどを丁寧に修繕されます。
お話を伺うと、「昔はミシンを使ったりして何でも作ってたの。服もよく作っていたのよ」と懐かしそうに話してくださいました。
最近は視力の低下もあり、裁縫道具に触れお裁縫を楽しむ機会は以前ほど多くはありませんでしたが、
お話の中では度々裁縫の話題が出ており、好きなことを続けたいというお気持ちが伝わってきました。
ある日、スタッフが裁縫の話をしていると、
「針を持つと落ち着くの、こういうの(手作りの鞄)が好きなの。ビーズを付けたりね。作るのが楽しい。」
とK様が笑顔で話してくださいました。
その言葉をきっかけに、K様が好きなことを続ける時間を作れたら、と
「顔の見えるケアプラン」の一環としてプレミアムタイムを計画しました。
当日に向けて、スタッフは裁縫道具や布、小物類を準備しました。
K様が無理なく取り組めるよう、作業しやすい環境も整えます。
また、どのような作業をしたいかを事前にお伺いしながら、一緒に計画を立てました。
実施日が近づくと、「何を縫おうかしら」とK様ご自身も楽しみにされているご様子でした。
スタッフが「久しぶりのお裁縫ですね」とお声がけすると、
「ちゃんとできるかしら」と話されながらも、どこか嬉しそうな表情を見せてくださいました。
当日、裁縫道具を準備してK様をお迎えしました。
2階リビングに到着しK様が席に着くと、「わあ、懐かしいわね」と自然に手が伸びます。
布を手に取ると、その表情は笑顔に満ちていました。
そして、ついに裁縫が始まりました。

老眼鏡をかけて針に糸を通し、縫い進める手つきはとてもスムーズでした。
一針一針を丁寧に進めていかれます。

久しぶりの作業ということもあり、途中で休憩を挟みながらゆっくり進めました。
作業中には、「ここにビーズでも付けたらかわいいね」と
スタッフに教えてくださる場面もありました。
スタッフが「さすがですね」とお伝えすると、
「長くやっていたからね」と少し照れたように笑われます。

完成した作品を見ながら、
「やっぱりこういうの(裁縫)は楽しいわ」
と話してくださった姿がとても印象的でした。
フロアでその様子をみていた他のご入居者からも、
「とっても上手にできてるね。かわいい」と褒められていました!
作業の後には、これまで作った作品や昔のお話を聞かせてくださいました。
ご家族のために洋服を作ったことや、使いやすいようにカバンを工夫して作ったことなど、次々と思い出があふれてきます。
その時間もまた、K様にとって大切なひとときになったようでした。
今回のプレミアムタイム終了後も、
「またやりたいわね」とのお言葉が聞かれました。
久しぶりに大好きな裁縫に取り組まれたK様は、作業中も完成後も終始笑顔を見せてくださいました。
周囲のご入居者との会話も弾み、充実した時間を過ごしていただけたように感じています。
また、スタッフにとっても、K様がこれまで積み重ねてこられた経験や技術に触れる貴重な機会となりました。
好きなことや得意なことに触れている時のK様は、とても生き生きとしておられ、
改めて、その方らしさを支えることの大切さを感じた一日でした。
ブランシエールケア北浦和では、これからも顔の見えるケアプランを通じて、ご入居者お一人おひとりの想いに寄り添いながら、
その方らしい暮らしの実現を支援してまいります。
【顔の見えるケアプランとは】
長谷工シニアウェルデザインでは、ご入居者お一人おひとりのこれまでの暮らしや経験、趣味や嗜好、やりたいことなどをお伺いし、その方らしさを大切にした「顔の見えるケアプラン」を作成しています。顔の見えるケアプランで計画した、その方らしい「心地よい」サービスの時間を「プレミアムタイム」と呼び、力を入れて取り組んでいます。
※本ページに掲載されている写真は、ご本人またはご家族の了承をいただいた上で使用しています(掲載内容の無断転載・二次使用禁止)。