株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

あの姿勢もランジ姿勢??

暮らし

長谷工シニアグループでは、「抱えない介護」「腰に負担のない介護」つまりノーリフティングポリシーに基づいて、ご入居者の生活のサポートを行っております。そこで、今回はケアを行う上での基本姿勢である「ランジ姿勢」について簡単にご説明していきたいと思います。

ランジ⇒「ウェイトトレーニングの基本的種目の一つ。主に大臀筋と大腿四頭筋に刺激を与える。ハムストリングスにも負荷がかかる。背中の自然なアーチをつくり、動作中に背中を丸めないようにする」事の姿勢(写真1)となります。筋肉の話はあまり関係ないので、今回は割愛させていただいて、大事なのは「動作中に背中を丸めない」この部分です。腰痛の原因は様々ですが、背骨の構造を理解すれば、ランジの意味も納得していただけます。

人間の背骨というのは「S字」曲線(写真2)なのです。

(写真1)

(写真2)

幼少の頃からの変な癖がついたりして、本来の形からずれた曲線を描いている方も少なからずおられるとは思いますが、本来は「S字」なのです。そのS字曲線を描く為の適した姿勢が「ランジ姿勢」なのです。

ただこれでは窮屈な場面にも出くわす事もあるでしょう。

ランジ姿勢とは少しづれていますが、この姿勢(写真3)も実は痛めない姿勢として推奨されています。

(写真3)

理想の姿勢として「んっ??」と思われるかと思いますが、要は「S字」の曲線をイメージして姿勢をとればいいのです。そうすれば自ずと腰痛は軽減すると思います。合言葉は「背骨を頭でイメージ!!」まさにこれです。これをイメージしながら日常を送ると、あの頃の綺麗な姿勢に戻れるかもしれせんね。緑橋では8月の勉強会で、「日常生活にも役立つ場面」と題して、スタッフに発信と共有をしていこうと思っております。

長くなりましたが、どこかタイトルとずれているような気がしませんか??あの姿勢って??と思われた方もおられかと思います。

皆さん、2019年ラグビーワールドカップはまだまだ記憶に新しいかと思います。「タックル」「ノックオン」「トライ」「スクラム(写真4)」とラグビーワードが日本を席捲致しましたが、ここでとりあげるのはスクラムです。スクラムの姿勢はご存じですか?

(写真4)

ちなみに私が練習していた頃の一人スクラム姿勢がこれです。(写真5)

(写真5)

これは体が横に向いていますが、この画像を反転し、縦にすると・・・・(写真6)

(写真6)

そう!!「S字」なのです。本来あるべく姿勢は時には強靭な力を発揮します。「S字」を保てないと力が伝わらず、相手からも押され、後ろの仲間からも押され、事故の原因となります。タックルの姿勢も「S字」を意識すると、相手を一発でなぎ倒せる程の力が加わります。もしかするとこれは他のスポーツでも自ずと活かされているのかもしれません。

最後に、腰を丸めて画面をみているかもしれない皆さん、少しづつ本体の形を意識しながら動作をしていくと、とてもスタイリッシュでスマートな自分に生まれ変わるかもしれませんね。

注)ランジ姿勢をとっているからとはいえ、重い物を持つ、押す、ことを推奨しているわけではございません。

(From ハウススタッフ)