先日、 ブランシエール南浦和で生活されているA様のKMP(顔の見えるケアプラン)を実施しました。
今回は 映写機を使って写真を投影し、撮影当時の背景や思い出を振り返る 写真が趣味だったご入居者に沿ったプランを計画しました。
■ 顔の見えるケアプラン(KMP)とは
顔の見えるケアプラン(KMP)とは、 日々の生活歴や価値観、大切にされてきたことに目を向け、
その方「らしさ」を大切にした関わりを行うためのケアの取り組みです。
ご本人の想いやこれまでの経験を知ることで、 安心感や自己表現の機会につながり、 より豊かな生活の支援を目指しています。
■ 大切にされてきた写真とともに
A様がこれまで大切に保管されていた写真を映写機で投影し、 写っている人物や場所、当時の出来事についてお話しいただきました。
元々、写真が趣味で、自立型フロアで生活されていた頃は写真を撮るために海外へも行かれるほどでした。
いままで撮りためた写真を見つめながら、 一枚一枚丁寧に説明される姿が印象的でした。

■ 居室から食堂へ、広がる輪
当初は居室内で実施していましたが、 写真をご覧になるうちに、
「みんなにも見せたい」
とのご希望があり、場所をフロア食堂へ移動しました。
食堂には、 複数のご入居者が自然と集まり、 A様の写真の裏話に耳を傾ける様子が見られました。
写真を前にすると、 A様は自然と声量が増し、表情もいきいきと明るくなり、 思い出のエピソードを楽しそうに語られていました。
普段の生活場面以上の活気が感じられ、 その様子に周囲のご入居者も引き込まれているようでした。

■ 写真が生んだ交流の時間
他のご入居者から質問や感想が寄せられる場面もあり、 写真をきっかけに、ご入居者同士の会話が自然と広がっていきました。
実施後には、 「捨てようと思っていたけど、まさかまた見られるなんてね」 とお話しされ、
ご自身が撮られた写真を再び共有できたことへの喜びが感じられました。

■ 思い出を共有するということ
今回のKMPを通して、A 様がこれまで歩まれてきた人生や思い出を 他者と共有する貴重な時間となりました。
自己表現の場となると同時に、 人とのつながりや交流を深めるきっかけにもなったと感じています。
今後も、 A様の想いやこれまでのご経験が活かせるような関わりを大切にし、
お一人おひとりの「その人らしさ」が輝く時間を 積み重ねていきたいと思います🍀