株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

ブログ: ウェルミー宮崎台

国試受験勉強、進捗報告の相手は

暮らし

ご入居者、Mさんのケアプランに追加された“役割”は「聞き役になること」。
隣りの席のおしゃべり好きなご入居者のお相手を想定したプランなのですが、
便乗して、スタッフの話も聞いてもらっています。

最近の話題はもっぱら、介護福祉士国家試験の、受験勉強の進捗。
「模試が難しかったです~」とか「明日は実務者研修だから休みますね」など、
ついMさんに話してしまうのには理由があって、Mさん、じつは有名大学を卒業後、
出版社に定年まで勤め上げたという才女なのです。
教養が深く、入居した10年前は、スタッフと時事ネタや学者の話をしていたとか。
入居検討時、自分で居室図面を取り寄せようとされた記録も残っていました。
というわけで、頭のいいMさんにあやかろうと、いつも甘えているわけです。

長く住んでいただいていると、今、たとえ介護度が重度になっても、
もともとの「その方らしさ」の情報(ICF的にいうと個人因子?)をより集めることができていいですね。

とはいえ、Mさんは今はほとんど言葉を発することはないので、悩み相談の返事は期待していませんでした。
ところがある夜、「私、介護福祉士になれるのかな?」とぼやいたところ、
「が…ん…ば…って」という声が返ってきました。小声で。そしてなぜか口元が少し、ニヤッとしていました。

…これ、落ちたら恥ずかしいやつですね。がんばるしかない。

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耳がいいMさん。散歩のときスタッフが鼻歌を歌うと、合わせてハミングしてくれます
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このブログの原稿チェックの様子。アップする前に一緒に見てもらいました