株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

ジェンダーロールを超える

暮らし

いつも台所を手伝ってくれる1階ユニットのご入居者が「今日は眠いからやりたくない」と言った、という話を聞いて、
意思表示をしてくれたことと共感で、うれしくなりました。
わかります、その気持ち。特に早番の出勤前と遅番の帰宅後。家事なんかほっぽり投げたい…。

私たちはご入居者に「役割のある暮らし」を送ってもらうべくケアプランに組み込んだりしていますが、
「女性=主婦=家事が得意。だからいつだって、お願いすれば役に立てたと喜ぶに違いない」のバイアスには
気を付けなくては、と思いました。

2階のユニットにもよく洗い物をしてくれるご入居者がいますが、一段落つくと、
「では私も、歯磨きなどいろいろとやることがありますので」などと言って、部屋に戻ります。
これもまたかっこよく、好きな場面です。

とはいえ、使った食器は誰かが洗わないといけません(まあ、スタッフがやればいいのですが)。
ある日ダメモトで、入居まもない男性に頼んでみました。
以前、他の方が洗い物をする様子をじっと見ていたことがあったので…。

答えは二つ返事でOK。
「妻が亡くなってから1人暮らしが長かったから、こんなことはいつも自分でしていたんだよ」と、
腕まくりする姿がすてきでした。

「女性だから」「男性だから」「高齢者だから」…ではなく、
「〇〇さんだから」という視点でご入居者と接することを、心がけたいと思いました。

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