自分でドアを開け外に出て、お天気を確認したり、
車や人の行き交いを眺めたりすることが好きなご入居者がいます。

ビルの中の、電子錠がついているような施設の方は、
「1人で簡単に外に出られるなんて！」と、驚かれるかもしれませんが、
ウェルミー宮崎台は、外と地続きの一戸建ての家のような玄関なんです。

事故に気を付ける必要はありますが、今年、更新されたケアプランがちょっとよくて、
「１人で外に出ないようにする」ではなく、
「1人で事業所の外に出て、リフレッシュしてから戻ることでストレスをためずに生活を送ることができる」
と長期目標のところに明記されたので、私たちケアスタッフも、
「危ないから出ないでください」は禁句にしました。

その方が外に出ると、スタッフも一拍置いてから外に出て、そっと見守ったりおしゃべりしたりします。
「雨、やみましたね」「そうだな、いい風吹いているね」なんてかんじに。
スタッフにとっても、不思議と心穏やかになれるひととき。

個人的には、夕暮れどきのマジックアワーを一緒に見るのが好きです。