「ウェルミー宮崎台」の最年長入居者Uさんが7月、104歳の誕生日を迎えました。
今回は、Uさんの名台詞「もう100歳」「まだ100歳」を紹介します。
Uさんは食事の声かけをすると、「えいっ」と身体を起こし、
ベッドの移乗バーと車椅子のアームレストを使って、
教科書のような美しいトランスファーを見せてくれますが、そのあとに放つ言葉が、あの台詞。
★「もう100歳すぎて、赤ちゃんじゃないのだから、抱っこなんかしてもらってはだめね」
またあるときは、
★「まだ100歳なのだから、自分で起きるぐらい、できます」
100歳は、「もう」なのか「まだ」なのか…は、さておき、
年長者としての矜持と、100歳代前半(四捨五入するとまだ100歳)という“若さ”アピール、
この2通りのロジックで「できることは自分でする」を説くUさんには、尊敬の念がたえません。
みなさんも、年齢を理由にネガティブな気持ちになったときは、この「Uさんの100歳構文」に
自身の年齢を当てはめてみてはいかがでしょうか。
追記。とはいえUさんも人間、自分で起きられない(起きたくない?)ときはあって、
そんなときは、手をのばし「ママー、抱っこしてぇ~~」と、わざと赤ちゃんぶりっこをします。
介護士はメロメロです。
しんどいときにはがんばりすぎず他人に頼る(しかもお茶目に)も、見習いたいところです。



