株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

ブログ: ウェルミー宮崎台

事業所内勉強会~高齢者の皮膚

暮らし

「ウェルミー宮崎台」の看護職員が、スタッフ向け事業所内勉強会(テーマ「高齢者の皮膚」)を実施しました。

まずは高齢者の皮膚の特徴についておさらいしました。
外部の刺激や乾燥に弱く損傷が起こりやすい…とは、わかっているつもりでも、
勉強会で指摘されると意識が高まります。
入浴介助時のシャワーの水圧、タオルの使い方、保湿剤の塗り方…等、基本に立ち返ることができました。

糖尿病特有の皮膚の症状については、普段、話題にのぼることが少なかったので、勉強になりました。
皮膚合併症が起こりやすい、ということを肝に銘じておきたいです。

そして、褥瘡。ステージが進むとどうなるかの説明を受け、これは絶対に避けなければと痛切に感じました。
私たちグループホームの介護職員としてできることは、小さな発赤の段階で気づくこと、
予防的なケアをしっかり行うこと。
今は、ベッド上での生活のご入居者はいませんが、だからといって油断できません。

たとえば排泄ケア。失禁しても衣類や寝具にモレなければいい、ではなく、
濡れた尿取りパットが長時間、身体に密着した状態の湿潤した環境は褥瘡や感染症の原因になる、
ということをふまえてケアを考えないと、と思いました。

とはいえ、夜間は排泄介助が睡眠の妨げになることもあるので、
一概に、頻繁に関わればいいとは限らず、悩ましいところです。
栄養状態や皮膚の強さ、尿量、排泄の周期、寝る態勢などご入居者によって違うので、
その方にとって適切な介助のタイミングや使用する製品を見直すべく、介護職員同士で話し合いをしています。

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紺色のユニフォームが講師を務めた看護職員。
介護職員を尊重し寄り添ってくれる自慢のナースです。