株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

ドタバタかるた

暮らし

おやつの時間が終わり、
なんとなくテレビをながめたり、新聞を読んだり、居眠りしたり、
のんびりな空気が流れていたある日の午後。

我がグループホーム「ウェルミー宮崎台」の
レクリエーション隊長スタッフIが持ち出したのは
「江戸・いろはかるた」

「ちょっと、かるたとかやってみませ~ん?」
と、フロアで過ごされていたご入居者をゆる~くお誘い。

同じテーブルに座っていたご入居者O様とM様は取り手を、
別テーブルのご入居者H様とY様は読み手を
引き受けてくださいました。
スタッフIは若干耳が聴こえづらいご入居者たちの耳元でサポート。

さぁ試合開始!と思いきや読み手のH様、Y様は
「骨折り損のくたびれ儲け」の札を手に持ち、
「人生こればっかり!」と二人でケタケタと笑いあっています。

ばっちり構えている取り手のO様
「なになに!?聞こえなかったわ、もう1回お願い!」
同じく準備万端のM様
「あった!これかしら?」

スタッフIがすかさずツッコミ。
「まだ読んでないです!H様、読んでいただいていいですか?」

DSC07245.JPG

気を取り直して次の札。
H様「貧乏暇なし。昔は農家やってたから・・・(会話が続く)」

O様「‘‘に‘‘ね! に、に、に・・・」
スタッフI「‘‘ひ‘‘です!‘‘ひ‘‘!」

Y様「犬も歩けば・・・」
スタッフI「まだ取ってないです!ちょっと待って~」

M様「かるたって難しいわね~(ニコニコ)」
スタッフI「M様!すっごい近くにありますよ!」

O様「‘‘に‘‘無いわね~。もう誰か取っちゃってたりして♡」
スタッフI「‘‘ひ‘‘ですよ!‘‘ひ‘‘!はひふへほの‘‘ひ‘‘!」

あっちに行ったり、こっちに行ったり、
スタッフIだけがてんやわんやしていた個性豊かなかるた大会。
O様が1枚多く取って勝利となりました。

いろんな意味で見応えのある良い試合でした。