梅雨明けの穏やかな午後、ブランシエール千里中央にお住まいのMさんが昔の思い出話をしてくださいました。
長谷工シニアウェルデザインでは、ご入居者お一人おひとりのこれまでの暮らしや経験、趣味や嗜好、
やりたいことなどをお伺いし、その方らしさを大切にした「顔の見えるケアプラン」を作成しています。
そして、その中で生まれる心地よい時間を「プレミアムタイム」と呼び、大切にしています。
今回のプレミアムタイムは、Mさんが長年暮らした地域にあるお気に入りのレストランを再び訪れる企画です。
Mさんは長く地域で暮らされ、かかりつけの病院があったそうです。
その病院の帰りによく近くのレストランで食事をしていました。
特にそのレストランのステーキが好きだったそうで、病院へ行くたびに食べていたそうです。
しかし、ホームにご入居されてからはそのお店に足を運ぶ機会がなくなっていました。
ある日、そのかかりつけだった病院に行った際、Mさんがぽつりとおっしゃいました。
「もう一度住み慣れた地域の、あのお店の料理を食べたいな」
その一言がきっかけでした。
スタッフで相談し、顔の見えるケアプランの内容に沿って外出を計画することになりました。
嚥下状態があまりよい方ではなかったため
通常は食材を咀嚼しやすいようにカットして提供する「刻み食」で召し上がられていますが
今回のレストランでの食事に向けて看護スタッフにも相談し、許可を得ました。
当日の移動方法や休憩場所も事前に検討し、入念なチェックを行い準備を進めていきます。
ついに外出の日を迎えます。
当日、介護タクシーに乗り込み出発しました。


移動中の車窓を眺めながら、
「あそこの牛乳屋さんを昔取ってたんですよ。」
などと、懐かしそうに話してくださいました。
到着すると、「いや~、私が通っていたときよりもお店がきれいになってるわ!」と笑顔がこぼれました。
席に案内され、注文するときにタッチパネルでの注文に驚かれていました。
注文したのは昔からお気に入りだったメニューです。
ステーキとサラダにライス、みそ汁を注文しました。


料理を召し上がると、
「あ~、やっぱりおいしいですね。」
普段、主食のお米はお粥にされていることもあり、おいしさへの感動もひとしおのようでした。

普段はパスタもなかなか食べられないため、ちょっと一口。

ホームに戻るころには、Mさんは終始満足そうな表情をされ、
「今日は本当にありがとうございました。」
という言葉もいただきました。
私たちスタッフも、Mさんにとって大切な場所や思い出に触れる機会を共有できたことを嬉しく感じています。
その方らしい人生の歩みを知ることで、改めて顔の見えるケアプランの大切さを実感しました。
これからも、ご入居者お一人おひとりも思い出や願いに寄り添いながら、プレミアムタイムを通じて心地よい時間を提供してまいります。
【顔の見えるケアプランとは】
長谷工シニアウェルデザインでは、ご入居者お一人おひとりのこれまでの暮らしや経験、趣味や嗜好、やりたいことなどをお伺いし、その方らしさを大切にした「顔の見えるケアプラン」を作成しています。顔の見えるケアプランで計画した、その方らしい「心地よい」サービスの時間を「プレミアムタイム」と呼び、力を入れて取り組んでいます。
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