金木犀が香る季節になりました。
2025年10月某日、熊谷 修博士をお招きし、
「知力の衰えを防ぐ食事の手立て」をテーマに講演会を開催しました。
熊谷博士は、日本で初めて「老化を遅らせる食生活指針」を
確立・提唱した高齢者栄養の第一人者です。
眼差しは真剣です。
「タンパク質は筋肉と免疫の味方」
先生のお話によると、年齢を重ねると筋肉量が自然と減ってしまうため、
意識してタンパク質を摂ることがとても大切とのこと。
「お肉や魚、卵、大豆製品など、毎食に少しずつ取り入れるのがポイントです」
とのアドバイスに、参加者の皆さんも「納豆なら毎日食べてる!」
「卵はゆで卵が好き」と笑顔でうなずいておられました。
「脂も怖がらずに、上手に取りましょう」
さらに先生は、「脂質も大切な栄養素です」と強調。
脳の働きやホルモンのバランスを保つためにも、
良質な脂を適量摂ることが必要だそうです。
「肉の脂身や乳脂肪のバターはシニア世代にとって大切な脂肪(エネルギー源)です」との言葉に、
「天ぷらも少しならいいのね」と、安心した声が聞かれました。
参加者の声
「食べることが楽しみだから、我慢ばかりじゃなくて嬉しい」
「アルブミン値をよく見てみます」
講演後には、熊谷博士への質問タイムも設けられ、
食事に関する悩みや工夫を共有する場となりました。
今回の講演会は、食べることの大切さと楽しさを再確認する時間となりました。
「食べることは生きること」そんな言葉が自然と心に響く、
温かく学びのあるひとときでした。