株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

「ライフ&シニアハウス所沢」入居者から周年記念の手紙

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「ライフ&シニアハウス所沢」入居者から周年記念の手紙

「ライフ&シニアハウス所沢」は、昨年と今年で、東館開設20周年・西館開設10周年という大きな節目を迎えました。これに合わせて、西館にご夫婦で入居されている青山守人さんが、お祝いの文章を寄せてくださいましたので、ご紹介します。


「ハウスの今とこれから(謝意と期待を込めて)」

西館6階 青山守人

縁あって私共老カップルが当ハウスに入居して間もなく4年目を迎えます。そして東館が昨年開設20周年、西館が今年10周年の節目に当たるとの事、日頃何かとお世話いただいている立場の者からの感謝の意と今後の見通しなどについて、この機会をお借りして述べさせていただきたいと思います。

入居4年目の感想としてまずは株式会社生活科学運営設立時の趣意、コンセプトがハウスの運営にそのまま活かされ、継続されている事に敬意を表します。

ハウスの外に向かっては周辺地域とのコミュニティづくりによる当該地での居心地の確保、内にあたっては入居者のうち、健常者、及びそれに準ずるグループと要介護者のグループとをライフ居室とシニア居室への住み分けにしてそれぞれの担当スタッフが対応し、また同じ建物内にあるクリニックでの検診・受診、総合病院とのコンタクト、そしてやがては訪れるターミナルステージにおける看取り等々、入居者とその親族が不安を抱かずにいられるような仕組みが用意され、それが着実に行われている、といったところは高い評価の対象になるでしょう。

更に、これが最も大切な決め手といえる当ハウスで仕事に携わっている方々とのことに触れたいと思います。まずはフロントスタッフの皆さん、それぞれが独特な持ち味でフレンドリーに対応してくれてとても良い雰囲気が出来上がっています。担当メンバーがほぼ日替わりで交代になるシステムも新鮮さが保てて良い運営法だといえます。そして厨房スタッフの皆さん、宿直担当の男性スタッフの皆さんからも、いつも笑顔と元気を頂き感謝しています。とにかく素敵なメンバーの皆さん、これからもどうぞよろしく。

さて、ハウスのこれからについて独断を交えて述べてみたいと思います。

まずは長寿化に伴って、現在大半を占めるライフ居住者が次第に被介護対象者となっていくだろう先行きについてです。現在のままでは対応が難しくなっていくのでは、と懸念されます。そこは本部が設立以来、取り組んできた様々な課題に対応して得た経験と実績によって、新たなノウハウを生み出し、それが形になっていくものと期待するところです。この件については逐一会社側のビジョンを伝えてくだされば、と思います。

次はこれから次々に参入してくるだろう、競合企業との関連です。競争の原理によって落伍を余儀なくされる企業もでる一方で、新たな創意による成長企業が育つ土壌が出来上がってます。

当ハウスの強みはぶれない経営理念、堅実で真面目な運営、優秀で魅力的な人材、入居者との良好な互恵関係等など業界の中でもかなり優位にあると思っています。加うるに、これはまだこれからの展開に期待するところですが、長谷工グループ入りしたことによる財務面での向上と、同社とのノウハウ交流による競合力の強化でしょう。また、浦田慶信社長が標榜する会社のサスティナビリティ(持続可能性)が実現しつつある点も今後の展開と継続とがスムーズに行える有利な条件になりうると思います。老齢人口が増す一方のこれから、介護関連の需要は拡大するばかりと思います。この折、ハウスの更なる充実・発展を期待しています。

終わりに、4年前私が入居した際に本社の依頼に応じて次のようにコメントしたことを思い出しています。

「世の中にはさまざまなサービスを提供している企業がゴマンとありますが、(1)利用者にとってなくてはならない存在 (2)あったほうがよい存在 (3)あってもなくてもよい存在に分けたとき、当ハウスはどのカテゴリーに入るでしょうか。これからも続く厳しい環境変化に対して、当ハウスが地道で着実な対応を実践することにより、入居者にとって、ひいては世の中にとって、なくてはならない存在のポジションを確立していただきたい。これが入居者の1人としての大きな願いです」

いま、この時点で私たち夫婦は当ハウスを「カテゴリー1」と評価したいと思います。そしてこの評価を維持し続けるためにハウス側にはなお一層の運営上の工夫をお願いする一方、我々入居者のハウスへの建設的な提言、ハウスからのアンケート調査への協力、諸催事への参加などは事情の許す限り行っていくことも大切だと思います。

末筆ながら縁あってご一緒させていただいているご入居者の皆様、小塙孝志ハウス長はじめスタッフの皆様、そして株式会社生活科学運営の更なるご清栄を祈念して拙文を終わります。

2015年5月佳日