ウェルミーは、ご入居者がそれぞれの得意分野を活かし、料理や洗濯などを担当したり、好きだったことを続けたり、自宅と同じように過ごしたりすることで認知機能の維持を目指す住まいです。東京都杉並区の「ウェルミー今川」では、スタッフとご入居者が一緒になって「夢の今川すごろく」を制作。ホームでは少人数の共同生活なので家族のように密な関係なこともあり、さらに日常生活を楽しんでいただくためオリジナルのすごろくを作ることになりま した。マス目には「自己紹介」「歌をうたう」「廊下の往復」などのアクションが書かれています。

　「一緒に体を動かす時間もありますが、体調や気分がすぐれず難しい日もあります。すごろくだと指示された内容が多彩で、皆さん盛り上がりながら楽しく体を動かしたり、コミュニケーションをとったりしています。『ちょっと難しいかな』というときはスタッフが代わりに、なんてこともありますけど」と介護スタッフの岸は話します。