株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

将来を見据え、今を満喫する

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将来を見据え、今を満喫する

「『人生の最終章』を過ごしている気持ちで一日一日を大切に過ごしている」と話す羽石さん。無理をせず、出来ないことはスタッフに頼ることもあるという日々の暮らしについてお話をうかがいました。

安心を買うということ

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ブランシエール大宮公園 羽石史生さん

「ブランシエール大宮公園」に入居前は、東京都内の長谷工が施工したマンションに三十年近く住んでいました。入居したのは63歳の誕生日の数週間前。股関節が悪くなり痛むようになったのがきっかけです。「ブランシエール大宮公園」は介護体制が整っていて、もし手術をして、術後介護が必要になっても、スタッフに頼りながら普通に暮らしていけるな、と心強く思ったからでした。

介護サービスはまだ利用していません。しかし屈むことが難儀なので、居室の拭き掃除や風呂掃除はお願いしています。何より安心なのは、体調不良のときに看護スタッフに相談ができ、助言をもらえることです。お腹の調子が悪い場合などに消化の良い食事を用意してもらうよう、フードスタッフと連携して取り計らってくれるので助かっています。

自分のペースでの生活

私は音楽が好きで音楽会によく出かけています。渋谷のBunkamuraオーチャードホールのコンサートや新国立劇場のオペラなどを定期的に聴きに行っています。十数年前からはチェロを習うようにもなりました。自分の予定が詰まっているため、ホームのサークル活動には参加していません。食事も今のところ自分で料理をしていますよ。時間の制約があることは、まだ少しわずらわしいと思うのが偽らざる気持ちです。将来必ず自分の思うように行動できないときがくる。その前までは、できるだけ自分の時間を思い切り楽しみたいと思っています。

ホームの〝本丸〟は介護

入居した翌日、リビングのスタッフは無論、すれ違うホームのスタッフ全員が私の名前を知っており、会う度に「羽石さん」と呼んでくれ、驚きました。のちに〝名前を覚えることが朝のミーティングで徹底されている〟と知りました。現在はスタッフの出入りが多いようなので難しいかもしれません。しかし、名前を覚えるという基本的なことの徹底が、きっとホームの質の向上につながるのではないでしょうか。

私自身、股関節が悪いこともあり、いずれ介護が必要になる時がくるだろうと思っています。今の生活が楽しく充実しているのは、万が一の場合は介護が受けられる安心感もあるからかもしれません。だからこそ今後の運営に対する願いは、「介護の手を抜かないでほしい」ということ。そのことが、自立生活を送るうえでの一番の安心につながるからです。人手不足もあり大変とは思いますが、入居者の安心のために、ケアの質を保ってほしいと心から願っています。

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定期的に先生に来ていただいて居室でチェロのレッスンを受けている羽石さん

出典:2019年7月1日発行「生活創造のM」135号